郷土食への思い

沖縄は、昔から「医食同源」の知恵が、食文化にもたらされていました。琉球王朝時代は、包丁人という専属の料理人を、冊封使として中国へ派遣し王朝料理を完成させました。
王朝時代が崩壊すると、一般庶民にもその料理のいくつかが家庭にも浸透していったのです。その中でも、「命薬」(ヌチグスイ)という食に対する基本的な考え方は、伝統的食材や調理法として、今でも残されています。
特に、本土の食文化に欠けている苦味のある食材(ニガウリ、ニガナ、ヨモギなど)を積極的に料理する食文化は、長寿食としての基本を成すものです。また、中国料理の影響である豚肉料理や豆腐や海藻などを積極的に摂取することは、栄養学的にも非常にバランスのとれた食事として、世界中から注目されています。
残念ながら、今はファーストフードや、欧米化した食文化が主流となりつつあります。だからこそ、もう一度伝統的な郷土食を、私たちは取り戻さなくてななりません。



















